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印刷適性試験とは? [印刷適性試験]

*IGT印刷適性試験機と他の印刷試験機の違いは?

     当社で扱っているIGT試験機とプリューフバウ試験機は、印圧の機能・作用がほぼ同じです。IGTとプリューフバウ印刷適性試験機では「印圧」を押し込み圧でなく「被印刷物にかかる圧力」として設定できます。    しかし、IGT以外のほとんどの印刷適性試験機では、印刷機実機と同じように押し込み圧による印圧設定機能を採用していますのでIGT印刷適性試験機のように同じ条件(印刷速度・印圧)を設定して印刷適性試験をしても、同じ条件の印刷サンプルを作ることができません。これが、世界中でIGT印刷適性試験機が数多く採用されている大きなひとつの理由です。実際、アジアの数カ国を除いて、IGT印刷適性試験機以外の印刷適性試験機を見かけることは非常に稀です。 しかし、ラバーブランケットの印刷適性試験では、当社の印圧機能よりも、押し込み圧による方法の方が、最適な試験を望めることがあるようです。 

残念ながら、IGT印刷適性試験機がユーザー様の試験材料と相性が合わず良い条件の印刷サンプルが作成できない事例も一部にあります。そのために、当社ではデモ機を用意し、採用検討時に、お貸出しをしています(一部有償)。

  *印刷適性試験機で何ができるのか?実機との相関は?

     同じ印圧、印刷速度、インキ量を設定すれば、同じ条件の印刷サンプルを何度でも作成することができます。これができないと、印刷適性試験機として失格です。 この理由から、現在では、日本国内だけで何百台ものIGT印刷適性試験機が幅広い業界で採用されています。印刷機とIGT印刷適性試験機の大きな違いは、「印圧」にあります。IGT印刷適性試験機は、実機と異なり印刷幅全体にかかる線圧を印圧とし、被印刷物の厚みの違いによる印圧差が生じない設計になっていますので高い再現性が望めます(一部のIGT試験機を除きます)。印刷機実機には、多くのメーカーがあり、また多くの種類が存在します。従いまして、これらすべての実機とIGT印刷適性試験機の相関を証明するのは不可能です。しかし、IGT印刷適性試験機の印圧・速度の最適な条件を見つけることにより、多くのユーザー様は相関条件を見つけています。 

*印刷適性試験は製紙・印刷業界以外で役立つのか?

 紙とインキと用いて、その印刷プロセス及び印刷結果からそれぞれの材料の特性を評価する試験です。    現在、印刷業界ではインキの色彩確認に数多くのIGT試験機が使用されています。かつては、指にインキを付けたりハンドローラーを用いたりして紙にインキを塗って色彩を確認していましたが、現在ではその再現性の高さからIGT卓上タイプ印刷適性試験機が主流となってきています。    その他、紙以外の被印刷物(プラスチックフィルム、金属板、アルミ缶、ガラス板、基板材)に、インキ以外の高粘度及び低粘度の薬品塗布試験に応用されることが多くなってきています。かつては、おもに製紙・印刷・印刷インキ業界で使用されていたこの試験も、現在では、多くの業界で応用されています。     【応用例】:     * 半導体・基盤・燃料電池、有機EL材などへの塗布試験    * アルミ缶やプラスチックフィルムへの塗布試験    * ラバーブランケットのインキ転移性試験    * トナー付着性試験
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